特撮オタクとハイアンドロー 2
勢いにまかせてブログを書いてみたら、思いがけず、たくさんのハイロー・LDHファンの方々が読んでくださった。
「こんなブログで、ファンの方々の気分を害してしまってないだろうか…」
とRT先の反応をこっそり覗きに行ったりもしたが、ファンの皆さまはどなたもとても優しくあたたかく、私のような新参者を受け入れてくださった。
次は何を見ればいいのかを順番に教えてくださった方もいた。
自分の推しはこのチームです!と、見どころを教えてくださった方もいた。意識してじっくり見返すとなるほど、すごくかっこよかった。
こんな乱文のかたまりを読んでくださった上に、わたしなんかのためにわざわざ時間をさいて丁寧な感想を送ってくださった方もいた。泣いた。
また、ハイロー気になっているけどいまいち踏ん切りがつかないんだよね〜、という方々にも目を通していただけたようで、観てみようかな…というツイートもちらほらあった。
めちゃめちゃ恐縮ではあるけど、とってもうれしい。
いろいろな反応をいただく中、気になったことがあった。
「エグザイル系ってだけでちょっと壁があってとっつきにくい(紹介しにくい)」
というツイートがちらほらあったのだ。
わかる。すごくわかる。ハイパーわかる。
わたしもエグザイルとは正反対のところにいる生き物だ(った?)から。
ヒーローショーを見るために足しげく通っている東京ドームはエグザイルのライブと日程がかぶるとフードコートやトイレは大荒れするし、みんなそこらへんで座り込んで化粧したり騒いでるし、怖いイメージだった。
剃り込みにミステリーサークルみたいな模様入れてるヤンキーがATSUSHIマジサイコークラブでパリピアゲポヨウェイウェイファンファンビーヒッダステーステーうるせえ!!!!!!いつかチューチュートレインに轢かれっぞ!!!!!!!
そのくらいの印象しかなかった。
でも特撮関係で繋がってたフォロワーさんが、特撮出身俳優が色々出ているということをきっかけにどんどんハイローにはまっていって、すんごく魅力的な感想ツイートをたくさんしているのが目に入って、
「もしかして思ってるのとは違うのかも…」
と思うようになって、そんなときによく行く遊園地でイベントを行うと発表があったことから、Huluの無料トライアルで観れるしちょっと観ておこうかな…という軽い気持ちで観始めた。
(@cosme経由で登録したら900円分のポイントがもらえるので、お金もらえたうえにハイロー観れるじゃんウェ〜〜イという羽毛ぐらい軽い気持ちだった)
そしたらどうだ、めちゃくちゃ面白い。
ストーリーは単純明快な一本道で、男達が自分達の信じる道をつらぬくために仲間と突き進み、時には拳で語り合う。
道から外れてしまった仲間のことを、大切なものを失ってでも引き戻そうとする。
曲がったことは御法度。カッコイイことをカッコよく。
それだけなのに、めちゃくちゃ面白いのだ。
理由は以前の記事でも書いたとおり、金がかかってるから。
でもそれは、ただドラマそのものにダラダラと制作費をつぎ込んでいるんじゃなくて、「払うべきところに惜しみなく払う」という金のかけ方だ。
最高の映像を作るための金。
誰かひとりだけが得するとか、誰かのワンマンで作られてるとか、そういうものじゃなくて、製作に関わったすべてのキャストやスタッフが平等に大切にされていると思える金のかけ方。
作り手の熱気がデータになって、画面から目、視神経から脳に注ぎ込まれていくようだった。
聞けばどうやらLDHはライブもこのぐらいお金をかけてものすごいクオリティのものにしているというではないか。
そりゃ一部のファンの人たちもはしゃぎたくなるわ…祭りだもん…と、今なら理解できる。彼らを愛せる。
そしてそういった一部のオラオラファンの行動だけで全体に偏見を持っていた自分を恥じた。
チューチュートレインはレインボーラインに乗り入れた。
ラブドリームハピネス。
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ここがすごいよHIGH&LOW
☆ここからは勝手にすごいと思ったポイントをムゲンの∞にちなんで8つピックアップするよ☆
①勝敗は自分の拳で決める
チャカはクソ。薬も絶対やらねえ。俺の信じた道だけが正義だ。「バイクと人間は代えがきかねえ」、壊れたらおしまいの生命を少しでも強く輝かせるために戦う男たち。漢。
②無駄なエロに頼ってない
深夜ドラマにありがちなオネーチャンのウッフンアッハンオッパイポインなお色気シーンはいっさいなし!!!!!!ここには強い男の色気があるからな!!!!!!!!
③足を引っ張るヒロインがいない
足手まといなのにやたらと出しゃばるヒロインにイライラしたことはありませんか?わたしはある。導火線が0.5ミリぐらいしかないので「こんなクソ女そこらへんに捨ててけよ!邪魔すぎるだろ!!」と画面を叩き割りたくなったことが何億回もある。ハイローにはそれがいない。ストレスフリー!!!ラブドリームハピネス!!!ありがと〜〜!!!!!
④女の子がかっこよくてかわいい
ヒロインがいないわけじゃないぞ!誰かの足を引っ張って寄生するようなタイプの女はこの世界にはいないだけ!みんな礼儀正しく、優しさと強さとしっかりしたプライドを持って生きてる。イチゴミルクもかっこよく飲める女ばっかりさ。わたしはheavenのダンサーがナイスバディすぎて日課の筋トレのメニューを増やしました。(どうでもいい報告)
⑤最強のカッコイイが詰まってる
男から見てもカッコイイ、女から見てもカッコイイ。いろんな人にフィットするジェンダーフリーのかっこよさが詰まってる。バイク好き、ストリートファッション好き、ヤンキー好き、熱血好き、アクション好き、イケメン好き、かわいい系好き、美人好き、セクシー好き、おバカ好き、筋肉好き、ワル好き、怪我フェチ…わかる〜〜〜〜わかるよ〜〜〜〜〜〜いいよね〜〜〜〜〜〜〜〜!
⑥魅力の引き出しかたが尋常じゃない
できることは120%やらせて輝かせる、できないことは技術スタッフと工夫して倍かっこよくする。あ、この人そこまで足が上がらないんだろうな って人も蹴りの瞬間にカメラの位置をがくんと下げて実際に上がってる位置よりも高く見せていたりなど、緻密に計算された画面構成…ヤバイ…(オタクすぐヤバイっていってごめんね)(でもヤバイという言葉がベストフィットなんだ)
⑦喧嘩の戦法のバリエーションが豊か
喧嘩アクション、殴ったり蹴るだけだと思っていませんか?全く!そんなことは!ないんです!!基本は拳や蹴りだけど、そのチームによって戦いかたがそれぞれ違う。私がいちばん好きな戦いかたは達磨で、陣太鼓の音に合わせて荒々しくも流れるように陣形を変える。喧嘩というよりも合戦だ。統率がとれている。赤い法被を着た集団が暗闇を駈けぬけるさまは、赤い大蛇がうねるようで美しい。その他にも、スラム街で生きるルードボーイズはその街の地形を活かしてパルクールで敵を翻弄したり、ホワイトラスカルズは敵をバイクで追い込み、テーマカラーでもある純白のスーツを汚さずに戦う。戦いかたにもカラーがあるから大乱闘の画面でもどこか情報が整理されている。贔屓のチームがしっかりわかる。そういう計算された面白さがわたしは大好きだ。
⑧食べ物を粗末にしない
え?そんなこと?そんなこと。親から躾けられるレベルの基本的なことなんだけど、ハイローの世界では出されたごはんはみんなおいしそうに食べる。粗末にするようなことはしない。些細なようで、芯が通ってるなと思えるポイントだった。
…まだ映画にも到達していない段階なのに、すごいんだよ!と言いたくなるポイントが多すぎて、オーバーヒートしそうになった。ブログ作っておいてよかった。先見性がある〜〜(ない)
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season2、観終わってしまうのがすごく寂しいような気持ちと、まだまだ映画が待ってる!というワクワクで胸がいっぱいだ。
どうなる!どうする!琥珀さん!ひとりぼっちになっちゃダメだよ!
心の幼女とミラクルライトを振りながら、今日もハイローを観る。